当サイトでは、ファイナンシャル・プランナー(FP3級)の例題を紹介。 無料メルマガ『共にめざそう!FP3級』で配信した情報を掲載。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 共にめざそう!FP3級 〜ライフプランニングと資金計画編〜 -------------------------------------------------------- 2002/11/12号 No.0001 -------------------------------------------------------- 皆さんこんにちは!初めましてヨッシーです。 FP3級の合格を目指し、1人で黙々と勉強しようとしても 誘惑に弱い私としてはいつまで続くやら・・・ 自分に対する刺激と、同じくFP3級を目指している皆さんのお 力に少しでもなれればと、このメールマガジンを発行すること にしました。 これからも皆さんよろしくお願いします。 そして共にFP3級合格しましょう!! 【今日のお題】 ●インフォームド・コンセント -------------------------------------------------------- 【インフォームド・コンセントとは?】 ”インフォームド・コンセント”という言葉は、本来医学用 語であり、「医師が一方的に処置を講じるのではなく、現在の 症状、治療法やその効果に加え、副作用や問題点についても患 者に正確に告知し、患者が納得するまで議論をした上でその治 療法に関して患者の完全な同意を得る」という方法論である。 医師をFP、患者を顧客に置き換えれば、”インフォームド・ コンセント”という言葉は、FP活動にもそのままあてはまると いっても過言ではない。 -------------------------------------------------------- 【今日の問題】 最近、FP活動に関して「インフォームド・コンセント」 (Informed Consent)という言葉が用いられている。この言葉 の意味を踏まえた場合、FPがとるべきスタンスに関する次の記 述のうち、適切なものはどれか。 なお、”Inform”は「告知する」、”Consent”は「同意」とい う意味である。 1)専門的知識に乏しい顧客の意見や要望は重視せず、 スペシャリストとしての自分の意見を主張し、顧客を自分 の意見に同意させるべきである。 2)一方的に措置を講ずるのではなく、方法や効果・問題点に ついて、顧客が納得するまで十分に説明と議論を行い、顧 客の完全なる同意を得るべきである。 3)顧客の意見や要望に問題があっても、顧客の主張を極力尊 重し、自分の意見を主張することはなるべく避けて、顧客 の同意を得るべきである。 -------------------------------------------------------- 【解答】2) -------------------------------------------------------- 【解説】 1)適切でない。 顧客の意見や要望を軽視し、十分な議論を尽くさずに力ず くで説き伏せるスタンスは、インフォームド・コンセント とは正反対の対応である。 3)適切でない 顧客の主張を尊重するスタンスは非常に大切であるが、顧 客側の主張に問題があるにもかかわらず、FPとしてそれを 指摘せず、自分の意見を主張しないのは無責任極まりなく、 FPと顧客間で議論を尽くさない点もインフォームド・コン セントの趣旨に反する。 -------------------------------------------------------- 【次回の予告】 ”保険業法”について -------------------------------------------------------- このメールマガジンに関するご意見・ご質問は、 ysm_isp@infoseek.jp までご連絡ください。 それではまた!
FPに求められるインフォームド・コンセントとは、顧客とFPが情報を共有するということです。 FPは顧客に事前説明することで顧客の理解度やプランの実行能力やリスク許容度等の諸条件を総合的に判断し、 そのうえで当初のプランをそのまま顧客に提示するか、修正を加えるかべきか、断念すべきかを検討しなければなりません。 このような事前説明、顧客の理解を確認するといった行為を怠ると、法的責任を追求される可能性もあります。