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共にめざそう!FP3級
〜ライフプランニングと資金計画編〜
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2002/11/18号 No.0004
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皆さんこんにちは!ヨッシーです。
すっかり秋も深まり、紅葉シーズンの到来でしょうか(18日
現在、京都が見所とか)。
皆さんは、すでにどちらかに行かれましたか?
【今日のお題】
●ポートフォリオ組成の基本的な考え方
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【ポートフォリオの組み方】
「1つのカゴに卵を盛るな」のことわざで表現されるように、
ポートフォリオの構築のポイントはバランスの良い分散投資に
あり、最小のリスクで最大の収益をあげることが基本戦略とな
る。リスクといった場合には、一般に投資元本の安全度を指す
ケースが多いが、FPとしては、得られるであろうと期待して
いた収益が現実には失うかうかもしれないという不確実性も含
めて考えるべきである。その意味でリスクには、金利変動リス
ク(または価格変動リスク)のほか、流動性リスク(換金リス
ク)、信用リスク、途中償還リスクなども考慮すべきである。
リスク分散の方法には、次の2つの方法がある。
@ 資産の種類別分散・・・安全性商品、収益性商品にバラン
スよく分散投資するもの。
A 時間的分散・・・運用タイミングを図って分散投資するも
ので、その代表的な手法にドル・コスト平均法がある。
金融商品の選択基準となるのは、安全性、収益性、流動性
(換金性)の3要素であるが、一般に期待される収益とリスク
の間には相関関係がある。収益性を高く求める商品はリスクも
高く、逆に安全性を高く(リスクを低く)求める商品の期待収
益は低くなる。このことから、金融商品をローリスク・ローリ
ターン商品、ハイリスク・ハイリターン商品に分類することも
できる。顧客がどの要素に重点を置くかは、運用目的や金融資
産保有額などによって異なるが、一般に資産保有額が多くなり
余裕度が増すにつれて収益性を重視する傾向がある。
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【今日の問題】
リスク分散に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
1)ポートフォリオ構築のポイントはバランスの良い分散投資
にあり、最小のリスクで最大の収益をあげることである。
2)リスク分散の方法には、金融商品をバランスよく分散する
種類別分散や、運用の時期(タイミング)を図る時間的分
散などがある。
3)金融商品のリスクには、金利変動リスク、流動性リスクの
2点が重要であり、この点のみを勘案してプランニングす
る。
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【解答】3)
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【解説】
1)正しい。
2)正しい。
3)誤り。リスクには金利変動リスク(価格変動リスク)、
流動性リスク(換金リスク)のほか、信用リスク、途中償
還リスクなども考慮すべきである。
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【次回の予告】
”顧客相談とコンプライアンス(1)”について
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それではまた!
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