大塚さん(66歳)は、長年勤めた会社を定年退職し年金生活を送っている。
確定申告を行うにあたり、平成16年中に受け取った年金に関する次の記述の空欄
(ア)〜(ウ)に入る適切な数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
なお、大塚さんにはこのほかに所得はなく、定率減税については考慮しないものとする。
◎ 公的年金収入(老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計額):280万円
◎ 個人年金(△△生命保険会社から個人年金の総額を一時金で受け取り):200万円
(上記に対する必要経費140万円)
※ 保険料はすべて大塚さん自身が負担している。
※ 社会保険料、人的控除等の所得控除の合計額は140万円である。
<公的年金等控除額の速算表(65歳以上)>(平成16年12月31日以前)
公的年金等の収入金額 | 公的年金等控除額 |
260万円未満 | 140万円 |
260万円以上 460万円未満 | 収入金額×25%+ 75万円 |
460万円以上 820万円未満 | 収入金額×15%+121万円 |
820万円以上 | 収入金額× 5%+203万円 |
<所得税の速算表>
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
330万円以下 | 10% | − |
330万円超 900万円以下 | 20% | 33万円 |
900万円超 1800万円以下 | 30% | 123万円 |
1800万円超 | 37% | 249万円 |
大塚さんが平成16年中に受け取った公的年金は雑所得の対象となり、
総所得金額算入額は(ア)である。
一方、生命保険会社から一時金として受け取った個人年金保険は一時所得の対象と
なり、総所得金額算入額は(イ)である。
従って、大塚さんが支払う平成16年分の所得税額は(ウ)となる。
1. | (ア)145万円 | (イ)10万円 | (ウ)5万円 |
2. | (ア)135万円 | (イ)10万円 | (ウ)0円 |
3. | (ア)145万円 | (イ)5万円 | (ウ)5万円 |
4. | (ア)135万円 | (イ)5万円 | (ウ)0円 |
解答・解説
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