顧客に対するライフプランニングは、次のように進めていきます。
- 情報収集と目的の明確化
まず、顧客のライフプラン上の希望や目的を聞き、現状分析と問題点の発見・分析を
行う前提としての情報収集を行います。情報収集の方法として、質問用紙の利用や
聞き取り等があります。プランニングを行う上で、最も重要なのがこの段階です。
顧客とのやりとりのなかで、ライフプランにおける経済的な目標を明確にしていきます。
- 現状分析(問題点の発見・分析)
顧客の目標と集めた情報から問題点を洗い出し、分析を行います。
現状のまま希望をかなえようとすると、途中で資金が足りなくなったり、
目的を達成することが困難になることもあります。
このためにキャッシュフロー分析を行います。
- 対策の立案
現状分析のもとで浮き彫りになった問題点を解決するために、
対策を立案します。ここでは、金融商品や保険、不動産などの知識を総動員
しなければなりません。そして、そのプランをキャッシュフロー分析で検証し、
説得力のあるものにします。
- プランの実行援助と定期的なフォロー
提案したプランを顧客に十分に理解してもらうために、内容をわかりやすく
説明する必要があります。顧客の疑問や要望には丁寧に答え、十分に納得して
もらうことが大切です。
次に、プランを現実のものとするために、プランの実行援助を行います。
具体的には、顧客の契約の場に随行したり、手続きなどのアドバイスをします。
また、プラン提案後も、経済状況の変化に応じた定期的なフォローが必要です。
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