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共にめざそう!FP3級
〜ライフプランニングと資金計画編〜
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2003/04/15号 No.0051
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皆さんこんにちは!ヨッシーです。
新学期・新年度を迎えたせいか、朝の電車が混んでいるような
気がします。
【今日のお題】
●生命保険料の経理処理(2)
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法人契約の定期付終身保険の支払保険料にかかわる経理処理
は、契約形態によって異なってくる。「契約者=死亡保険金受
取人=法人」の場合は、定期保険特約部分は損金に算入し、終
身保険部分は資産に計上する。「契約者=法人、被保険者=役
員、死亡保険金受取人=役員の遺族」の場合、終身保険部分は
「給与」として処理し、定期保険特約部分は損金に算入される。
ただし、特定の役員のみを対象として保険料を支払った場合は、
定期保険特約部分も「給与」として処理する。
このように「給与」として処理したときには、支払者に所得税・
住民税の源泉徴収義務が生じる。
途中解約した場合は、死亡保険金受取人が法人・被保険者の
遺族にかかわらず契約者である法人が受け取ることになる。
したがって、このような契約形態は被保険者にとって望ましく
ないので、FPとしては法人が死亡保険金を受け取った後に死
亡退職金に充当する形態を勧めたい。
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【今日の問題】
契約者=法人、被保険者=役員である定期付終身保険(定期
保険特約期間は10年)に関する次の記述のうち、誤っているも
のはどれか。
1)死亡保険金受取人が法人の場合の保険料は、定期保険特約
部分を損金に算入し、終身保険部分を資産に計上する。
2)死亡保険金受取人を役員の遺族とし特定の役員のみを対象
にしている場合、支払保険料の全額を「役員報酬」として
処理する。
3)死亡保険金受取人が役員の遺族の場合、支払保険料は「役
員報酬」になるため、加入後に途中解約したときの解約返
戻金は役員本人が受け取ることができる。
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【解答】3)
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【解説】
1)正しい。
2)正しい。
3)誤り。契約者である法人が受け取ることになる。
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【次回の予告】
”火災保険と補償”について
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それではまた!
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