企業が行う経営活動においては、たくさんの金銭や物品の増減があります。 商品を仕入れればお金は減りますが、商品は増えることになります。 反対に、商品を販売すればお金は増えますが、持っていた商品は減ります。 このような金銭や物品の増減をルールに基づいて記録・集計・整理して、 その結果財産がどのようになったのかを明らかにするための計算技術を 「簿記」といいます。
簿記には主な目的が3つあります。
企業の経済活動を記録すること 企業の財政状態を把握すること 企業の経営成績を明らかにすること
企業は継続して活動していますから、財政状態と経営成績を 明らかにするためには、どこかで区切りをつける必要があります。 このように、企業が経営成績を計算するために設ける一定期間の 区切りを「会計期間」といいます。
会計期間のはじめを「期首」、終わりを「期末」、その途中を 「期中」といいます。